【基調講演】第6回「情報・報道の自由」その1

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テーマ「報道の自由について」

メディアとは情報の媒体を言い、その媒体を通じて報道がなされます。

媒体となるものに、新聞・雑誌・ラジオ放送・テレビ放送・インターネット・ブログなどがあり、特に最近ではインターネットの普及により、誰もがメディア配信を行うことが出来る時代にいるのです。

さて、そのような今の時代においてテーマとなってくるのが、「報道の自由」とう問題です。

この「報道の自由」に関しては、直接的に憲法上での言及はないものの、報道機関の活動は、日本国憲法第21条にある国民の「知る権利」を充足させるのに重要な役割を果たすことから、「事実の報道の自由」は、「表現の自由」を規定した憲法21条の保障のもとにあるとされています。

また、「報道の自由」と共に問題となっているのが、「実名報道」についてです。この「実名報道」については被害者やその親族を傷つけていることや、無罪と推定されるべきであるはずの被疑者・被告人への犯人視につながることや、加害者の更生を妨げているという観点からしばしば批判されています。

一方、「実名報道」の規制は「報道の自由」を侵害するという意見もあり、過剰な報道は一般市民のプライバシーの権利を侵害することにもなりかねません。

2005年に国境なき記者団が発表した「報道の自由度ランキング」では、対象となる167ヶ国中、もっとも自由度の高い報道をおこなっている国として、デンマーク、フィンランド、アイスランドなど7ヶ国で、逆に自由度のない報道をおこなっているのは北朝鮮、エリトリアなどとなっています。

このように「報道の自由」という問題に関しては、過去においても今日においても未だ対立する意見があり、今後この問題が早急に解決しなければ、国家の存亡にも発展しかねない重要な要素を含んでいます。

そこで、この「報道の自由」は今後どうあるべきかというテーマで皆様のご意見、方策をお聞かせいただきたいと思います。