【基調講演】第13回「福祉・独居老人の孤独死問題」その2

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前回のフォーラムでは、孤独死の問題に対する方策として、いくつかの提案がなされました。
要約してみると、人と人との心のつながりを密にすることが孤独死という問題からの脱却ではな
いのかということになるかと思います。

その為に地域住民同士がより近い存在になるということでしょうし、更にはそこに住む住民一人
一人の心の在り方というものにも対しても意識を向けた取り組みというものが必要になるという
ことだったようです。

さて、そこで今回は少し違った角度からの視点で、この「孤独死」という問題にアプローチをかけ
てみたいと思います。

それは、高齢者の方々の意識についてです。独居老人の方々はどんな思いで過ごしているのだ
ろうか?

国や行政、各種団体の人々は「孤独死」の問題に対する方策を考えているのですが、実のとこ
ろ当事者にとって「余計なお世話」になってはいないのだろうか?

世の中には、大勢の人たちの中で生きることを望まない人もいるのではないだろうか?
孤独を楽しんでいる人たちっていないんだろうか?という視点です。

もしそういう人たちがいるとすれば、地域住民との密なる関係を作るということは、かえって、孤
独を好む人たちにとっては邪魔なものであるということも言えるわけです。

地域の人たちとの関わりを求めない高齢者の方々がいるのではないだろうか?
関わりを持つよりも、人知れず死んで行くほうが気が楽だ!幸せだ!と考える人はいないのだろ
うか?

如何でしょう?

ということで、前回一回目では孤独死の問題に対する方策について発表していただいたのです
が、2回目の発表テーマとして、果たして「孤独死」という言葉は「不幸せな死」なのだろうかとい
うことについてのお考えを発表していただきたいと思います。