【基調講演】第20回「食・食の安全確保」その2

今回は「食の安全確保」の第二回になります。第一回では、食の安全確保のための方策として、「今の研究結果や統計結果が不変ではない理由」とは何なのだろうか?ということをテーマに話していただきました。

それらの情報を知れば知るほど、また安全ということについて考えれば考えるほど、食べるものが限定されてきたり、安全を確保するためには、自給自足という方法や安全だと思える農家と直接のパイプを持つ必要があるのではないかという現実的な観点からは、まだまだ課題が残る部分があるようです。

またこれら食の安全ということを考える時に、当然関わってくるのが厚生省という国の機関です。
この国の機関が安全と認めるかどうかということがこれまで重要な基準になってきました。

ところが前回のフォーラムの発表を考えると、その基準となる国の機関さえも、実際のところどうなんだろうかという疑問さえ提議されていました。

ただ、こういった様々な情報がある中で、国民のための食というよりも、少しでも生産コストを下げ、利益を上げようというところが優先されており、国民の健康という部分が二の次にされているということが、今の問題を生み出している原因としてあるように思います。

そこで、今回このフォーラムで考えていただきたいテーマは、「生産者も消費者も共に納得できるような関係」を作ることは出来ないだろうかということです。

生産コストがかかろうがかかるまいが、生産者も満足のいく利益を確保出来れば良い訳だし、消費者も国民の平均的な収入に見合った価格で安全な食品の購入が可能になれば良い訳だし。それを可能に出来る経済システムはないのだろうか?

或いは、今の経済システムに欠点があるとすれば、どういったところに欠点があるのか?
そして、その欠点を改善できる方法があるとすれば、どういった方法だろうか?その方策を提案していただきたいと思います。