【基調講演】第23回「教育・ 人間に法律は必要か?」その1

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今回は法律をテーマに皆様にお考えいただきたいと思います。

現行の日本国憲法下では、法律について次のように説明しています。

『法律の形式的効力は、「国の最高法規」たる憲法より下位であり(憲法第98条)、行政機関が出す政令、省令、最高裁判所規則、条例(地方自治体の議会が定める)より上位である。

更に、裁判所には、法律が憲法に適合するか否か審査する権限が与えられている(違憲審査権、憲法第81条・判例)。』となっています。

さて、法律は国民が守るべきルールであるわけです。

その国民が守るべきルールなのですが、この法律を守る過程において、ある二者間で事件がおきた時、どちらも法律を根拠にして、対立し言い争うことがあります。

最終的には裁判所での判決を待つということになるのですが、法律を守っていてもそれが必ずしも私を守ってくれるものでない場合もあるわけです。

例えば、法律に通じている人と、そうでない人とがいた場合、法律を良く知っている人は、その法律を利用して、法律に明るくない人を騙して苦しめるということさえあります。

また、よく言われることですが、人間のために法律があるのか?法律のために人間があるのか?時には分からなくなることがあります。本当に理不尽なこともよくあります。

なんでもかんでも「法律でそうなっている」という理由だけで、法律を守るために人間が犠牲になっていたりもします。
それが法治国家だといわれれば、それまでですが、果たしてそれで良いのだろうか?と思ってしまいます。

盗みをすれば犯罪となる。人をだませば詐欺罪で訴えられる。こんなことを法律で決めなければいけないということに疑問を感じますし、人間の良心というものを疑いたくもなります。

法律をまだ詳しく知らない子供でさえも分かるようなことを守れないから法で規定している。

道徳心というのか規律というのか、協調性というのか、そのようなものを規定しなければいけない人間って一体どんな存在なんだろうか?

本当はそんなことから考えてみたいところですが、今回の法律に関するテーマについて、ちょっと荒唐無稽な提案ですが、「法律が要らない社会を実現することはできるだろうか?」もし出来るとしたらどんな方法や条件が必要になるのか?

逆に出来ないと考える人は、その出来ないと考える理由を発表していただければと思います。