【基調講演】第34回「共生社会に向けて〜その1 協働プロジェクトの提案とは?」

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これまでユニグラウンドでは、様々な社会問題を取り上げてきましたが、
その解決の鍵は「家庭の在り方」や「個人の意識」に問題がある
ということが浮かび上がってまいりました。
また、新しい共生の時代創造のためには、利己主義から利他主義へ、
傍観的や依存的から主体的、能動的という精神が必要となるでしょう。

私たちは、天災を通じて家族の繋がりを再認識し、「困った時はお互い様」という
助け合いの精神の重要性を学びながら、少しずつ共生への意識が芽生えてきたように
感じます。
ところが、たとえそのような共存への気づきがあっても、多くの人は日々の生活に追われ、忙しいという字の如く心にゆとりをなくし、直ぐまた現実の生活に
舞い戻ってしまっています。

最近は地震だけではなく、大型台風による洪水や火山の爆発など、年々この天災というものが増してきていますが、それらを経験した地域の人と、それ以外の人との
危機感及び「共存意識の大切さ」というものの感じ方には、
大きな隔たりがあるようです。
このようなことを考えると、「人間の意識」というものは、
社会の有様や天災といった外的要素によって初めて変わることが
できるのかもしれません。

とはいえ「明日は我が身」という、いつ発生するかもしれない天災に対して、
危機管理は自発的にしていく必要があります。

一方、国の対応策として、危機的状況を回避するための社会の方向性として
「自立・協働・創造モデルとしての生涯学習社会の構築」を掲げています。
また「大規模災害の事態に対し、機敏かつ効果的に対処できる仕組み作りが
必要である」としておりますが、国としては指針を示すことはできても、
国民に命令する訳にもいきませんので、やはり一人一人がシミュレーションをしながら主体的かつ能動的に備える必要があるわけです。

そこでユニグラウンドでは、天災や災害が起きる前に、いつでも対応できるような
環境を準備しておく必要があるのでは?と考えました。

例えば、急な災害時における生活支援の備えとなる必要条件を満たしながら、なおかつ
社会問題の解決となる「自立・協働・創造」のための活動拠点として、
機能できる施設作りということです。

また、災害時というだけではなく、普段は生活支援の拠点として、
また生涯学習や地域住民の憩いの場の環境作りをプラスするとか、
いろいろ考えられると思います。

そして、できるだけ無駄がなく効率的にシステムを構築するために、
例えば廃校を利用するということも考えられるでしょうし、
行政や各種団体との協働の元で構築する必要となるでしょう。

さて、今回のテーマは、「共生社会に向けて」ということですが、この「共生」ということを
念頭に置きながら、災害時においても対応でき、普段の生活時における支援の拠点ともなる、
そんな社会環境や生活支援の活動拠点となるような施設を構築するためには、何を準備し、
どうすれば出来上がるのかについてのアイディアを提案していただきたいと思います。

また、今の社会環境が上で示したような「共生社会」を築き上げるにおいて、
ネックとなっているようなことがあるとすれば、それはどんなことなのかを
提示して頂いても結構です。