【基調講演】第36回「共生社会に向けて〜その3 横の繋がり」

これまでユニグラウンドでは、様々な社会問題の本質がどこにあるのかを皆さんと探ってまいりました。
そしてその原因は家庭の教育であったり、社会における体制の行き詰まりであったり、
そこから生まれる個人の意識にあるということに帰結してまいりました。
そしてこの意識というものを探ってみますと、社会一般通念がまず基本となっているわけですが、
その根底となる世界観とは?と考えてみますと、
20世紀においては西洋の文明の発達によって、物質的社会が発展してきましたが、
それは分断化された世界観のもと、学問においてもそれぞれがより細分化され特化したものでした。
そして21世紀においては全体で一つという東洋的世界観のもと、
全体が統合へ向けて進化しようとしています。
またこの事は、共生社会への示唆にも通じるものとなります。

ところで共生とは何か?といえば、同じ目標に向かって、
知恵と力を出し合いながら協働していくということなのです。
そして国の指針としても、自主協働創造モデルの仕組みづくりが必要であると提示しており、
今後ますます主体的に公益活動を行っているNPO等の各種団体の果たす役割は、大きなものとなるでしょう。

しかし、これら団体も先ほどの話と同様、未だ分断化された活動となっているように見受けられるのです。
ですが、共生社会を構築していく為に、NPO等、各種公益団体がどこかで接点をもち、他の団体と連携していくことができるなら、
より有意義で相乗効果のある展開となる可能性も生まれるかもしれません。

そこで今回は、どのような団体と団体が連携し協力体制になれば、
より有意義で楽しい展開ができるかということをお考え頂きたいと思います。

また反対に、AとBをプラスするだけではなく、引き算があったり、割り算もあることで、
より合理的でシンプルな利便性のある展開ができたりすることもあるかもしれません。
多くのNPO団体の活動や社会制度での様々なモノ、事、人などの無駄があり、無駄がなくなることで時間がもっと生きたものとなるでしょうし、
資源としてのモノも再利用や有効利用することでゴミを減らすといったような事も考えられるでしょう。

社会の課題の最前線という視点や多様性を求められる時代という視点、
そして社会システムの再構築という視点で、
想像を膨らまし、新しい時代の創造に向けて、いろんなアイデアを発掘していくということは大変有意義なことだとも思います。
みなさんの素敵な発想で、いろんなアイデアをお待ちしております。

なお、今後ユニグランドでは、
このようなイノベーションを前面に打ち出して、
様々な方々とシンポジウムなどの開催を予定していきたいと考えておりますのでどうぞ、よろしくお願い申し上げます。