【基調講演】第41回「人権〜産む側の責任と法制度〜」

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21世紀に入り人々の暮らしは、目まぐるしいほどに大きな変化が訪れてきました。

これまで常識だと思っていたことがもう常識とは呼べないことが増えてきました。

例えば、医療の世界においては「不治の病」と言われてきた「がん」についても新たな発見と開発がなされ、対応如何によっては、治癒してしまうということも当たり前のように認識されつつあります。

また宇宙開発においては、宇宙旅行などまだまだ夢の世界の話であるかのようなことが誰もが簡単に行くことが出来る時代へと変わってきています。

世界や宇宙に限らず、身近なこととしては家族の形態についても大きな変化が現れてきています。

これまで家族といえば、お父さんが居てお母さんが居て、そこに子どもがいるということが一般的でしたが、子どもに恵まれない夫婦のために体外受精や精子バンクや他人の子宮を借りて出産するということも現実化しています。同性婚ということも現実化しています。

このように今までの考え方や価値観では理解できないことや対応できないことも今後ますます増えていくでしょうし、そのことによって新たな社会問題となる可能性すら否定することはできません。

そこで今回はそのような人間の生活様式や価値観の多様化の時代において、これまであまり考えられてこなかった「出産」という分野においての「産まれる側の権利」いわゆる「子どもの権利」について考えてみたいと思います。

当然生まれてもいないわけですから、産まれたいのか産まれたくないのかという選択をする余地はありません。

出産(結婚)には法的に年齢的な制限があったりしますがそれも国によっての基準は幾通りかあります。

では、この産む側の責任について、既存の年齢的な制限だけで良いものか。それとももっとほかに法的なきまりが必要だろうか。必要であるとするならば、どんな法制度が考えられるか。

必要でないとすれば、なぜ必要でないと思うのか、

「産む側の責任と法制度」について皆様のご意見をお聞かせください。